マッサージガンとハンディーマッサジャーの違い

ケーススタディの記事を書くと言いながら1ヶ月以上過ぎていました…

なのでたまには臨床について書きたいと思います

臨床についてはnoteかオープンチャットメインで行なっていますので是非見てみてください

結論からいうと見た目や持ち運び性能を気にしないならハンディーマッサージャー一択

目次

マッサージガンの効果について

マッサージガンを研究した論文は見たことがないので医学的根拠をもとにした効果は不明です
(論文があるっぽいですが対象者等研究内容から根拠ありと言える程の内容ではない)

メリット

・筋温上昇(温熱効果)

・心理的効果

1つ目温熱効果について

これはほぼ解説いらないですが

筋肉の温度が上昇し粘性が改善され可動域改善、血流促進等の効果が得られるかなと思います

2つ目の心理的効果について

医療用?なのかは謎ですが研究でよく使われるハンディマッサージャーより10倍くらい高いものもあるので

値段で効果があるというバイアスがかかる可能性は大いにあり得ます

あとは威力が強いの痛気持ちいが好きな人には効果抜群かもしれません

論文によっては痛気持ちいが一番マッサージ効果があるなんていうのもあるそうです

デメリット

・値段が高い

・威力が強い

値段について

性能に関しては効果があるかも謎なのでハンディーマッサージャーより高いのはどうなのかと

ブランドやフィットネス宗教の影響だとは思いますがこの値段は高すぎますね

威力について

これを使う状況で考えてほしいのが筋肉の状態です

おそらく疲労しているか筋トレなどした後だと思います

少なくとも筋肉にダメージを負っている状態であの刺激の強さは強すぎるのでは?と思います

余計に筋疲労、微細損傷をひきを起こす可能性があるかと

まあ根拠がないので全て考察になってしまいますが。

ハンディーマッサージャーの効果について

メリット

・運動錯覚を惹起させる

・緊張性振動反射(TVR)を誘発させる

運動錯覚について

これは一般の方には関係ないですがリハ職は理解しておきましょう

腱振動刺激を与えると筋紡錘が発火する。80Hzが最も活動が高まる(マッサージャーの弱がほぼ同等のHz)

活動する脳領域:

一次運動野・一次体性感覚野・補足運動野・運動前野・角回
錯覚肢とは反対の一次運動野・一次体性感覚野3a,2・背側運動前野・補足運動野・帯状回運動皮質・小脳

これらの脳領域は実運動時にも活動すると言われています

腱運動刺激は実運動をしなくとも、実運動と同等の脳活動を惹起することができる方法

・また皮質ネットワークに対して正の可塑的変化をもたらす可能性があると示唆

・橈骨遠位端骨折術後翌日から運動錯覚を惹起させ疼痛軽減効果。2ヶ月後まで継続

・麻痺手指の運動機能を回復させる一手段

などの報告もあります

緊張性振動反射について

腱や筋に20Hz〜200Hzの振動刺激を加えることで刺激筋が持続的に収縮し同時に拮抗筋が弛緩してしまう反射

これは振動刺激で筋肉が柔らかくなったというのはこういった反射の影響があります

もちろん反射なので効果は一瞬。その都度やらなきゃ意味がないです

これでストレッチ効果があるわけがないですからね

運動錯覚と緊張性振動反射をどちらか一つを誘発するのは不可能

どちらも混在した上で研究しているそうです

デメリット

・見た目がよくない

・コードレスじゃない

見た目がよくない

これは世間が作ったイメージなので仕方ないです

でも実際使うとまあ効果あるんですよね。イメージとは裏腹に使える人には使えます

コードレスじゃない

これは出力を上げるためにはやはりコードは必須になるのかなと

デカくて持ち運びに不便なので訪問の世界だと使いにくいです

それこそマッサージガンの方が運びやすいかもしれません

まとめ

それぞれメリット、デメリットがありますが結果を出しているのはハンディーマッサージャー

見た目や、ブランドなど気にする人はマッサージガンを買いましょう

ちなみにマッサージガンだろうがハンディーマッサージャーだろうが筋膜はリリースできません

実際の筋膜を見てからリリースできるかどうか判断しましょう

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